不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/10/13

都心5区ビル空室率、7ヵ月ぶりに低下

 三幸エステート(株)は13日、2022年9月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および、全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.70%(前月比0.03ポイント低下)と、わずかではあるものの7ヵ月ぶりに低下した。オフィス戦略の見直しに伴う部分解約により現空床が生じた一方、築浅ビルを中心に空室床の消化が進み、空室率は小幅な動きにとどまっている。潜在空室率(貸付総面積に対する募集面積の割合)は7.76%(同0.02ポイント低下)と、前月からほぼ横ばいだった。

 1坪当たりの募集賃料は2万7,870円(同40円増)と、6ヵ月ぶりでわずかに上昇。空室を抱えるビルを中心に、テナント誘致を目的とした条件緩和が広がっており、募集賃料の低下傾向が続いている。24・25年に竣工予定の建築中ビルで募集が開始され、募集面積は74万2,974坪(同6万462坪増)と70万坪を超えた。

 全国6大都市の空室率は、東京23区4.8%(同変動なし)、札幌市1.4%(同0.1ポイント上昇)、仙台市3.8%(同変動なし)、名古屋市5.2%(同0.2ポイント上昇)、大阪市4.1%(同変動なし)、福岡市2.8%(同変動なし)。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。