不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/12/13

住宅ローンやマンション管理費、1割が延滞を経験

 不動産売却の営業担当者を紹介するサイト「おうち売却の達人」を運営する、全国不動産売却安心取引協会は13日、「住宅ローンの支払い」についての調査結果を発表した。

 住宅ローンを利用したことがある30歳以上70歳未満の男女全国1,805人を対象にアンケートを実施。調査日は、2022年11月30日。

 「住宅ローンやマンションの管理費の支払いを1日でも延滞したことはあるか?」の設問に対しては、「ある」という回答が10.1%、「ない」が89.9%となった。「ある」と回答した182人に「延滞した支払い」について尋ねたところ、「住宅ローン」(63.7%)、「マンションの管理費」(23.6%)、「両方」(12.6%)という結果に。

 さらに「住宅ローン」「両方」と回答した139人に「住宅ローンの支払いが延滞した主な原因」を聞いた結果、最も多かったのは「収入減」(36.0%)。次いで「(残高不足などの)うっかりミス」(23.0%)、「リストラ・倒産」(10.1%)、「離婚・別居」(8.6%)、「病気・事故」(7.2%)となった。「リストラ・倒産」「病気・事故」を含めると、半数以上(53.3%)の人が収入減により延滞したことが分かった。

 「うっかりミス」などの一時的な延滞をした人以外の回答をした107人に「任意売却の利用を考えたことはあるか?」を聞いたところ、「利用した」は29.9%、「検討中(検討したことがある)」は29.0%、「考えたことはない」は25.2%、「任意売却を知らない」は15.9%だった。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

任意売却

住宅ローンの返済が困難になった場合に、抵当権が設定された住宅を法的手続き(競売)によらないで売却し、その代金によって残債務を解消する方法をいう。住宅を売却するときには抵当権を抹消しなければならないが、任意売却はそれを債権者との協議によって行なうことができる。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。