(株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、東京23区における2023年1月のオフィス空室マンスリーレポートを公表した。調査対象は延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の空室率は3.94%(前月比0.06ポイント上昇)とわずかに上昇した。募集面積を賃貸面積で割った募集面積率も5.88%(同0.07ポイント上昇)と上昇した。
都心5区空室率は3.71%(同変動なし)。区別に見ると、空室率が高い順に、中央区4.81%(同0.13ポイント下落)、港区4.39%(同0.06ポイント下落)、新宿区3.33%(同0.12ポイント上昇)、千代田区2.74%(同0.11ポイント上昇)、渋谷区2.43%(同0.03ポイント下落)となった。周辺18区は4.69%(同0.27ポイント上昇)。
エリア別の募集面積率は、都心5区が5.71%(同0.01ポイント上昇)、周辺18区が6.43%(同0.27ポイント上昇)。空室面積は43万9,000坪(同変動なし)。空室増減量は増加が4万4,000坪(同4,000坪上昇)、減少が4万4,000坪(4,000坪下落)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が4.04%(同0.08ポイント上昇)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.83%(同0.05ポイント上昇)。募集面積率は大規模ビルが6.50%(同0.15ポイント上昇)、中小規模ビルが5.18%(同0.01ポイント下落)となった。