不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/8/10

都心5区ビル空室率、5%台へ上昇

 三幸エステート(株)は10日、2023年7月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模賃貸オフィスビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は5.15%(前月比0.40ポイント上昇)と2ヵ月連続の上昇で、14年3月以来の5%台となった。前月に引き続き新築ビルが空室を抱えて竣工したことに加え、統合移転により生じた大口の募集床が現空となっていることが要因。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も7.67%(同0.12ポイント上昇)となり、空室率同様に2ヵ月連続で上昇した。

 1坪当たりの募集賃料は2万8,027円(同42円下落)とわずかに下落したものの、ほぼ横ばい。坪2万8,000円台での小幅な動きが続いている。リーシング活動が長期化しているビルでは、賃貸条件の見直しやキャンペーンが行なわれている一方、募集状況が改善したビルでは賃貸条件を引き上げる事例も。既存ビルと建築中ビルの募集面積は、合わせて64万140坪(同1万1,334坪増)と増加した。

 全国6大都市の空室率は、東京23区5.4%(同0.3ポイント上昇)、札幌市1.2%(同0.1ポイント上昇)、仙台市3.5%(同0.4ポイント低下)、名古屋市4.9%(同0.4ポイント上昇)、大阪市3.8%(同0.1ポイント低下)、福岡市4.7%(同0.1ポイント低下)。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。