不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/8/28

賃貸入居者の地震対策、トップは「飲料水・食料の備蓄」

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、「不動産のプロが選ぶ!『賃貸住宅でも手軽にできる地震への備え』ランキング」を発表。賃貸仲介・賃貸事業を主業務とする全国のアットホーム加盟店662店を対象にアンケート調査を行なった。

 賃貸住宅でも手軽にできる地震の備えは、「飲料水・食料の備蓄」(70.8%)がトップに。不動産会社からは「水道が止まることを想定し、水をペットボトルからタンクに入れておくとよい」「最低でも1週間分以上用意しておいてほしい」等のコメントが挙がった。次いで、同率2位で「避難場所・経路の確認」「非常用持出袋の準備」(53.6%)。「速やかに避難できるよう避難経路を日頃から確認しておく」「外に近い場所に非常袋や水を蓄えておくといざという時に取り出しやすい」といった声が聞かれた。

 地震に備えるためにチェックすべき物件情報は、「ハザードマップ(災害予測範囲、避難所など)」が59.4%でトップ。次いで「築年数」(49.2%)、「建物構造(RC造、SRC造、木造など)」(46.1%)となった。地震に備えるためにあると安心な設備は、「火災報知器」(51.4%)で最多で、「ガス漏れ検知・警報器」(44.0%)、「消火設備」(43.4%)と続いた。

 また同時に「賃貸住宅に住む消費者に聞いた!地震への備え」も発表。現在、賃貸住宅に居住し、住まい探しに関わったと回答した全国の18~59歳の男女1,626人を対象にアンケートを実施した。実施している地震への備えについては、「飲料水・食料の備蓄」(46.6%)が最多に。次いで「避難場所・経路の確認」(25.6%)、「地震を想定した家具の配置」(16.6%)となった。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。