(株)ザイマックス不動産総合研究所は4日、2023年9月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
東京23区のオフィス空室率は3.65%(前月比0.07ポイント低下)、募集面積を賃貸面積で割った募集面積率は5.06%(同0.16ポイント低下)と、いずれも改善した。
都心5区の区別では、空室率が高い順に、中央区4.67%(同変動なし)、港区4.24%(同0.02ポイント上昇)、新宿区2.90%(同0.22ポイント低下)、渋谷区2.38%(同0.15ポイント低下)、千代田区2.26%(同0.07ポイント低下)。
空室面積は38万2,000坪(同8,000坪減)。空室増減量は、増加が3万6,000坪(同1,000坪増)、減少が4万4,000坪(同5,000坪減)と、減少が増加を上回った。
エリア別の空室率は、都心5区は3.44%(同0.06ポイント低下)、周辺18区が4.29%(同0.12ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が4.87%(同0.12ポイント低下)、周辺18区が5.66%(同0.26ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.81%(同0.15ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.46%(同0.02ポイント上昇)。募集面積率は、大規模ビルが5.37%(同0.23ポイント低下)、中小規模ビルが4.69%(同0.07ポイント低下)となった。