(公財)東日本不動産流通機構は10日、2023年9月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,191件(前年同月比6.7%増)と前年同月比で4ヵ月連続の増加。都県別では、東京都が1,761件(同11.0%増)、埼玉県339件(同0.6%増)、千葉県351件(同6.4%減)、神奈川県740件(同7.1%増)。千葉県が減少したものの、その他は増加。東京都は4ヵ月連続で前年同月を上回った。
1平方メートル当たりの成約単価は72万4,400円(同4.8%上昇)と前年同月比で41ヵ月連続の上昇に。1件当たりの成約価格は4,618万円(同4.5%上昇)と40ヵ月連続の上昇。専有面積は63.75平方メートル(同0.3%縮小)とほぼ横ばい。
新規登録件数は1万7,006件(同9.6%)と9ヵ月連続の増加。在庫件数も4万6,291件(同17.9%増)と20ヵ月連続で前年同月を上回った。
一方、既存戸建ての成約件数は1,099件(同2.2%減)となり21ヵ月連続で前年同月を下回った。成約価格は3,924万円(同2.2%上昇)だった。