(株)ザイマックス不動産総合研究所は6日、2023年10月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
東京23区のオフィス空室率は3.58%(前月比0.07ポイント低下)、募集面積を賃貸面積で割った募集面積率は5.01%(同0.05ポイント低下)と、いずれも改善した。
都心5区別では、空室率が高い順に、中央区4.56%(同0.11ポイント低下)、港区4.40%(同0.16ポイント上昇)、新宿区2.86%(同0.04ポイント低下)、渋谷区2.34%(同0.04ポイント低下)、千代田区2.08%(同0.18ポイント低下)となった。
空室面積は36万4,000坪(同1万8,000坪減)。空室増減量は、増加が3万3,000坪(同3,000坪減)、減少が5万1,000坪(同7,000坪増)と、減少が増加を上回った。
エリア別の空室率は、都心5区が3.43%(同0.01ポイント低下)、周辺18区が4.07%(同0.22ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が4.88%(同0.01ポイント上昇)、周辺18区が5.42%(同0.24ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.71%(同0.1ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.43%(同0.03ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが5.32%(同0.05ポイント低下)、中小規模ビルが4.69%(同0.04ポイント低下)となった。