(公財)東日本不動産流通機構は11日、2023年11月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は2,900件(前年同月比3.7%増)と、6ヵ月連続で前年同月を上回った。都県別では、東京都は1,584件(同6.7%増)と6ヵ月連続、千葉県は351件(同6.0%増)と4ヵ月ぶりの増加。その一方、埼玉県は313件(同3.7%減)、神奈川県は652件(同0.8%減)と、いずれも3ヵ月ぶりに前年同月を下回った。
1平方メートル当たりの成約単価は74万9,800円(同7.6%上昇)と、20年5月から43ヵ月連続の上昇。1件当たりの成約価格は4,731万円(同7.1%上昇)と42ヵ月連続の上昇。平均専有面積は63.10平方メートル(同0.4%縮小)となった。
新規登録件数は1万6,281件(同12.5%増)と11ヵ月連続で前年同月を上回った。在庫件数は4万6,993件(同14.2%増)と22ヵ月連続の増加。
一方、既存戸建ての成約件数は969件(同5.8%減)。成約価格は3,816万円(同0.03%上昇)とほぼ横ばいながら3ヵ月連続で前年同月を上回った。