不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/2/8

1月のビル空室率、東京は5%台に低下

 三鬼商事(株)は、2024年1月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.83%(前月比0.20ポイント低下)と低下。1月は統合や館内縮小による解約が見られたものの、大型成約があったことから、東京ビジネス地区全体の空室面積はこの1ヵ月で約1万7,000坪減少した。1坪当たりの平均賃料は1万9,730円(同18円減)。

 新築ビルの空室率は30.20%(同1.95ポイント低下)。同月は新築ビル1棟がおおむね高稼働で竣工した他、竣工1年未満のビルでも成約が進んだため、空室率は低下した。既存ビルの空室率は5.17%(同0.15ポイント低下)。新築ビルへの移転に伴う解約があったが、統合や建て替えによる成約の動きが見られたことによる。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は4.36%(同0.26ポイント上昇)。新規供給や縮小に伴う解約があった他、成約が拡張移転や館内増床など小規模な動きにとどまったことが影響し、大阪ビジネス地区全体の空室面積がこの1ヵ月で約6,600坪増加した。1坪当たりの平均賃料は1万1,962円(同14円減)で、2ヵ月連続の低下。

 新築ビルの空室率は40.42%(同1.08ポイント上昇)、既存ビルは4.07%(同0.17ポイント上昇)となった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年8月号
人材が不足するこの時代…。
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/7/26

記者の目を公開しました

人身売買被害者からホテル経営者へ(後編)」を更新しました。

インドで生まれ、10代のときに人身売買被害にあったPK氏。いよいよアメリカンドリームを掴むきっかけとなった“ホテル”との出会いを果たします!!
前編をまだご覧になられていない方は、前半からご覧ください。