不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/2/16

管理適正評価制度、23年末の登録件数は2,624件

 (一社)マンション管理業協会は16日、2023年度第3四半期終了時点(23年12月31日時点)における「マンション管理適正評価制度」の登録状況等について公表した。

 同制度は、分譲マンションの管理状況(管理体制、建築・設備、管理組合収支、耐震診断、生活関連)について、専門家が30項目をチェック。★の6段階で表すことにより、マンションの管理状況を可視化するもの。

 12月末時点での登録件数は2,624件で、この3ヵ月で約700件増加した。最も多い登録は「★4」の991件(全体の約38%)。すべての登録物件のうち、国の「マンション管理計画認定制度」で認定を取得しているマンションは226件。

 都道府県別でみると、東京都が793件(同30.2%)で最多。次いで神奈川県302件(同11.5%)、大阪府276件(同10.5%)と続いた。

 戸数別の登録状況については、50戸未満が全体の53%を占めた。最大戸数は1,213戸、最少戸数は5戸。竣工年別では、1991~2000年竣工のマンションが全体の29%を占めトップに。最も築古のマンションは1967年竣工、築浅のマンションは2022年竣工。階数別のトップは6~10階建て(同44%)。

 戸数が多くなるほど「★5」の割合が高くなる傾向で、「★5」の割合は400戸以上で77.8%、50戸未満では16.8%だった。また、築浅になるほど「★5」の割合は高くなるが、1971~80年竣工においても「★5」を獲得したマンションも見られる(同5.2%)。

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マンション管理業

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