不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/2/27

賃貸M募集家賃、11エリアの全面積帯で上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2024年1月)を発表した。

 同調査では、入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。調査対象は、首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の13エリア。

 賃貸マンションは、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・仙台市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市・福岡市の11エリアが全面積帯で前年同月を上回った。
 面積帯別の前年同月比上昇トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が埼玉県(前年同月比4.8%上昇、平均家賃6万2,085円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同6.7%上昇、同14万5,334円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が福岡市(同15.5%上昇、同10万6,911円)、「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」が京都市(同20.1%上昇、同19万3,808円)。

 ファミリー向きが全13エリアで前年同月を上回った。中でも東京23区・東京都下・神奈川県・千葉県・札幌市・京都市・大阪市・福岡市の8エリアは15年1月以降最高値を更新した。

 賃貸アパートの上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が埼玉県(同4.8%上昇、同5万3,957円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が千葉県(同5.8%上昇、同6万9,077円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が福岡市(同12.1%上昇、同8万4,364円)。

 シングル向きが全13エリアで前年同月を上回った。中でも、東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・名古屋市・京都市・大阪市・福岡市の8エリアは15年1月以降最高値を更新した。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。