(公財)東日本不動産流通機構は11日、2024年2月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,350件(前年同月比3.4%増)と、9ヵ月連続の増加となった。都県別では、東京都1,780件(同5.3%増)、埼玉県383件(同8.2%増)、千葉県423件(同7.6%増)、神奈川県764件(同4.7%減)。前月に続いて神奈川県を除く1都2県が前年同期を上回った。
1平方メートル当たりの平均成約単価は75万5,200円(同9.9%上昇)となり、連続上昇は46ヵ月に達した。1件当たりの平均成約価格は4,859万円(同11.5%上昇)で45ヵ月連続上昇となった。平均専有面積は64.34平方メートル(同1.4%拡大)。
新規登録件数は1万6,730件(同2.4%増)となり、2ヵ月ぶりに前年同月を上回った。在庫件数は4万7,628件(同6.4%増)で、25ヵ月連続の増加だった。
既存戸建ての成約件数は1,167件(同10.4%増)となり、3ヵ月連続での増加となった。平均成約価格は3,895万円(同0.8%上昇)とほぼ横ばいで推移した。