(株)ザイマックス不動産総合研究所は17日、「オフィスビルエネルギー消費量およびコスト調査」の結果を発表した。
同社グループが運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータを得られた約100棟を対象に、エネルギー消費量・単価・コストの推移について調査したもの。調査期間は2009年4月~24年6月。
24年1~6月のエネルギー消費量は、1ヵ月・1平方メートル当たり104.4MJ(前年(通年)比7.9%減)となった。10年と比べて約37%減少しており、調査開始以来の最低値だった。
同期の月当たりのエネルギー単価は、平均で1MJ当たり2.62円(同0.23円下落)。16年以降は比較的安定して推移。22年から急上昇し、23年には調査開始以来最高値となったが、24年1~6月平均では下落した。
同期の1ヵ月・1平方メートル当たりのエネルギーコストは、265.1円(同52.1円下落)と下落。エネルギー単価の急上昇により、コストが増加したと見ている。