(株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、2024年9月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は3.10%(前月比0.04ポイント低下)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は4.33%(同0.11ポイント低下)となった。
エリア別の空室率は、都心5区が2.81%(同0.08ポイント低下)、周辺18区が4.05%(同0.13ポイント上昇)。募集面積率は、都心5区が4.14%(同0.15ポイント低下)、周辺18区が4.95%(同0.06ポイント上昇)。
都心5区では、空室率が高い順に、港区3.71%(同0.32ポイント低下)、中央区3.42%(同0.04ポイント低下)、新宿区2.28%(同0.14ポイント上昇)、渋谷区2.12%(同0.01ポイント低下)、千代田区1.75%(同0.04ポイント上昇)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.34%(同0.04ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.82%(同0.04ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが4.70%(同0.12ポイント低下)、中小規模ビルが3.90%(同0.08ポイント低下)となった。
空室面積は29万9,000坪(同3,000坪減)。空室増減量は、増加が3万8,000坪(同2万6,000坪減)、減少が4万1,000坪(同2万1,000坪減)と、減少が増加を上回った。