（公財）東日本不動産流通機構は10日、2024年11月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
同月の首都圏中古（既存）マンション成約件数は3,207件（前年同月比10.6％増）となり、5ヵ月ぶりに前年同月を上回った。都県別では、東京都1,770件（同11.7％増）、埼玉県331件（同5.8％増）、千葉県372件（同6.0％増）、神奈川県734件（同12.6％増）と、全都県で増加。シェアの多い都区部（1,471件・同11.7％増）が5ヵ月ぶりに増加したことも、全体の増加をけん引した。神奈川県その他エリアも207件（同24.7％増）と大幅な増加となった。
1平方メートル当たりの平均成約単価は79万4,100円（同5.9％上昇）。20年5月以降55ヵ月もの間上昇が続いている。1戸当たりの成約価格は5,022万円（同6.1％上昇）、平均専有面積は63.24平方メートル（同0.2％増）となった。
新規登録件数は1万5,505（同4.8％減）と、9ヵ月連続で減少。在庫件数は4万5,646件（同2.9％減）となり、7ヵ月連続で前年同月を下回った。
既存戸建ての成約件数は1,262件（同30.2％増）と大幅に増加し、2ヵ月ぶりに増加に転じた。平均成約価格は3,895万円（同2.1％上昇）となり2ヵ月ぶりの上昇となった。
