不動産情報サービスのアットホーム(株)は14日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2017年11月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
同月の成約数は1万6,746件(前年同月比2.3%増)と、5ヵ月連続の増加。アパートは6ヵ月連続の増加と好調。マンションも新築が4ヵ月連続増となり、全体でも増加した。地域別では、東京23区7,709件(同7.4%増)、東京都下1,438件(同8.1%増)、神奈川県4,212件(同4.5%減)、埼玉県1,629件(同5.8%減)、千葉県1,758件(同2.3%増)と、23区の成約増が神奈川県・埼玉県の落ち込みをカバーした。
1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが9万200円(同3.1%上昇)で7ヵ月連続、アパートは6万4,900円(同4.5%上昇)と6ヵ月連続のプラスとなった。09年1~12月の各月を100とした賃料指数の首都圏平均は、マンションが95.6(前月比0.7ポイント低下)と3ヵ月ぶりの低下。アパートは100.2(同0.4ポイント低下)と低下したが、100台は維持した。
1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,641円(前年同月比2.4%上昇)と5ヵ月連続のプラス。アパートは2,256円(同2.8%上昇)で、9ヵ月連続のプラスとなった。賃料指数は、マンションが94.7(前月比1.1ポイント低下)と5ヵ月ぶりの低下。アパートは99.4(同2.6ポイント上昇)で3ヵ月連続のプラスとなった。