不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/2/15

全国主要都市の地価、上昇基調が継続

 国土交通省は15日、主要都市の高度利用地地価動向をまとめた「地価LOOKレポート」(2018年第4四半期)を公表した。調査対象は東京圏43地区、大阪圏25地区、名古屋圏9地区、地方中心都市等23地区の計100地区(住宅系地区32地区、商業系地区68地区)。

 当期(10月1日~19年1月1日)の地価動向は、上昇が97地区(前回96地区)、横ばいが3地区(同4地区)、下落が0地区(同0地区)。上昇地区は4期連続で全体の約9割を上回った。 

 オフィス市況が好調なことや、再開発事業の進捗により繁華性が向上したこと、インバウンドによる消費・宿泊需要が旺盛であることなどが上昇の主な要因となり、オフィス、店舗、ホテル、マンション等に対する投資が引き続き堅調。

 上昇地区のうち、70地区(同81地区)が0~3%の上昇。3~6%の上昇となったのは27地区(同15地区)。うち13地区(「錦町」・「中央1丁目」<仙台市>、「千葉駅前」<千葉市>、「久屋大通駅周辺」<名古屋市>、「京都駅周辺」・「河原町」・「烏丸」<京都市>、「西梅田」・「茶屋町」・「中之島西」・「北浜」・「新大阪」・「江坂」<大阪府>)で上昇幅が0~3%から3~6%に拡大した。

 圏域別では、東京圏(43地区)では上昇が41地区(同41地区)、横ばいが2地区(同2地区)。大阪圏(25地区)では、18年第1四半期から4期連続ですべての地区が上昇。名古屋圏(9地区)では、13年第2四半期から23期連続ですべての地区で上昇となった。地方圏(23地区)では、上昇が22地区(同21地区)、横ばいが1地区(同2地区)。

 用途別では、住宅系地区(32地区)では、上昇が31地区(前回31地区)、横ばいが1地区(同1地区)となり、商業系地区(68地区)では、上昇が66地区(同65地区)、横ばいが2地区(同3地区)となった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。