不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/29

大和物流、物流施設に製品整備機能を付加

「(仮称)草加物流センター」完成予想図

 大和ハウスグループの大和物流(株)は、物流施設「(仮称)草加物流センター」(埼玉県草加市)を30日に着工する。

 同社と荷主企業のサンデン・リテールシステム(株)(SDRS)が共同で、2016年10月に施行した改正物流総合効率化法の認定を受けた施設。同法は、二者以上が連携して物流を総合的・効率的に実施することで物流コスト削減や環境負荷の低減を図る事業を計画認定し、法人税・固定資産税の減免や市街化調整区域での開発許可に関して配慮する内容で、今回の施設は埼玉県内で今年度初の認定となる。同社の物流施設で同法の認定を受けたのは3拠点目となる。

 従来は、ショーケースや冷却ユニットなどのSDRS製品の納入先で整備が必要になった場合に、既存の物流センターを介して工場に返送する必要があった。今回、設計段階からSDRSの専用仕様にすることで施設のレイアウトを最適化し、整備機能を付設。物流全体の効率化を図った。

 同施設はJR「越谷レイクタウン」駅より約2.0kmで、東京外環自動車道「外環三郷西IC」より約4.4kmに位置する。敷地面積は1万4,482.00平方メートル。建物は鉄骨造地上2階建て1万4,453.02平方メートル。竣工は20年5月末の予定。

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