不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/29

三井不、商業施設の空調をAIで自動制御

画像解析を活用した空調の自動制御概念図

 三井不動産(株)と(株)竹中工務店は29日、「三井ショッピングパーク ららぽーと名古屋みなとアクルス」(名古屋市港区)に、AI技術を活用した省エネルギー空調制御システムを導入した。

 同システムは、(1)画像解析を利用した制御、(2)館内人数予測を利用した予測連動制御、(3)エネルギー需要予測を利用したエアコンの高効率運転制御、の3つの機能を持つ。

 (1)では、人のたまり場となる吹き抜け空間やフードコートに設置したカメラの画像を解析して活動量を計測、さらに館内のサーモカメラを使って来館者の服装を推定して空調を自動的に制御し、快適な館内環境をつくる。

 (2)は、天気予報やイベント等の情報をAIが分析して館内人数の推移を予測する。その結果をもとに、館内のCO2濃度が基準値以下に収まる範囲で、最も効率的な外気導入を実施する。また、(3)では、天気予報等のデータをもとに翌日の施設のエネルギー需要を予測して、館内エアコンの運転を最適制御する。

 同施設の店舗棟は鉄骨造地上4階建て、延床面積約12万4,700平方メートル。

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2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。