不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/1/29

首都圏新築戸建て価格、2ヵ月連続下落

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社ネットワークにおける2019年12月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。

 新築戸建ての平均成約価格は3,571万円(前月比1.7%下落)と2ヵ月連続で下落した。エリア別では東京23区5,167万円(同5.6%上昇)、東京都下3,832万円(同2.6%下落)、神奈川県3,694万円(同0.9%下落)、埼玉県3,096万円(同5.3%下落)、千葉県2,940万円(同2.7%下落)。東京23区で5,000万円台を回復したものの、他のエリアでは全面的に下落。特に埼玉県では平均敷地面積の縮小や低価格帯の物件割合が上昇したことで、5%超の下落となった。

 09年1月を100として算出した成約価格指数は、首都圏平均で100.8(同1.8ポイント低下)となり、8ヵ月連続で100を超えた。エリア別にみると3ヵ月連続で全地域100を超えた。

 既存マンションの平均成約価格は2,510万円(同1.4%下落)。エリア別では東京23区3,645万円(同0.5%下落)、東京都下2,497万円(同10.2%上昇)、神奈川県2,073万円(同11.4%下落)、埼玉県1,733万円(同12.0%上昇)、千葉県1,338万円(同26.5%下落)だった。神奈川県での低額物件の増加や、千葉県での平均面積縮小・築年数増といった影響で、大幅下落したことが全体の平均を押し下げた。

 1戸当たりの平均成約価格指数は126.0(同1.8ポイント低下)、1平方メートル当たりの成約価格指数は140.4(同5.3ポイント上昇)だった。

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