不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/31

豊洲の大規模複合施設が竣工/三井不

「豊洲ベイサイドクロスタワー」外観イメージ

 三井不動産(株)は31日、同社が推進する豊洲二丁目駅前地区の再開発「豊洲ベイサイドクロス」の、街区の核となる大規模複合施設「豊洲ベイサイドクロスタワー」(東京都江東区)を竣工した。

 「豊洲ベイサイトクロス」は、1980年代から始まった豊洲二・三丁目再開発における大規模再開発。敷地面積は約2万7,000平方メートル。計画地の地権者である(株)IHIと連携し、隣接する豊洲公園に架かる「豊洲パークブリッジ」、「三井ショッピングパーク アーバンドッグ ららぽーと豊洲」に直結する歩行者デッキなどを整備する。

 「豊洲ベイサイトクロスタワー」は、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅、ゆりかもめ「豊洲」駅に直結。敷地面積約1万9,100平方メートル、延床面積約18万4,800平方メートル。オフィス、エネルギーセンター、商業施設、ホテルで構成される、地上36階地下2階建ての大規模複合施設。

 4~32階のオフィスフロア(貸室面積約9万平方メートル)は、基準階面積約3,300平方メートル。ミニフィットネスやシャワールーム、ラウンジや貸し会議室を備えた共用施設「+C(プラスクロス)」を併設する。テナントには、富士ゼロックス(株)等の入居が決定しており、すでに満室。
 5~8階には、同社と東京ガス(株)が共同で設立した「三井不動産TGスマートエナジー(株)」による、開発区域および区域外の「豊洲センタービル」を供給対象とした、スマートエネルギープロジェクト「豊洲エネルギーセンター」。ガスを燃料に電気と熱を生み出すコジェネレーションシステム(CGS)を活用し発電・発熱。系統電力やガスが停止した場合でも、72時間分の備蓄オイルにより発電できる非常用発電機を装備。有事の際の帰宅困難者を受け入れる約2,600平方メートルの一時退避スペースや、約1,500人分の備蓄品なども用意する。稼働開始は4月1日から。

 地下1階~地上4階は、「ららぽーと豊洲3」が4月24日に開業する。店舗面積は約7,000平方メートル。全36店舗が出店する。隣接する「ららぽーと豊洲1・2」と合わせると、計214店舗となる。
 33~36階は、「三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス」(総客室数225室)で、7月1日に開業する。

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