不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/7/17

既存マンション、成約件数が大幅に減少/近畿レインズ

 (公社)近畿圏不動産流通機構は15日、2020年4~6月期における近畿圏の不動産流通市場の動向を発表した。

 既存マンション成約件数は3,298件(前年同期比24.1%減)と3四半期連続で減少し、減少率は1990年の機構発足以来最大となった。一方、新規登録件数は1万6,756件(同3.1%増)と5四半期連続で増加し、需給は急速に悪化している。成約価格は2,186万円(同4.7%下落)と30期ぶりに前年同期を下回った。新規登録価格は2,437万円(同4.8%上昇)と10四半期連続で上昇した。

 既存戸建住宅は、成約件数2,870件(同9.4%増)と4四半期ぶりに減少、登録件数は1万3,273件(同4.8%減)と5四半期ぶりに減少した。平均成約価格は1,769万円(同7.9%下落)、新規登録価格は2,468万円(同0.3%上昇)となった。

 4月の緊急事態宣言後、コロナ禍の影響が既存住宅市場にも一気に拡大したが、解除後の6月は取引が急速に回復しており、成約件数と価格はほぼ前年並みの水準を取り戻している。来店客の減少や営業社員の在宅勤務は解消されつつあり、物件の新規受託や内見、引き渡しの一部で成約は残るものの、当面は前年並みの水準で取引が推移することが予想される。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。