不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/10/12

都心5区ビルの募集賃料、5ヵ月連続の低下

 三幸エステート(株)は12日、2020年9月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は0.76%(前月比0.10ポイント上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。新型コロナウイルスの影響を受けたオフィス解約の動きは活発なものの、空室率の対象となる現空床はまだ増えていない。現空面積は5万312坪(9,160坪増)と19年7月以来の5万坪台に乗ったが、空室率への影響は緩やかなペース。

 1坪当たりの募集賃料は3万1,243円(同346円減)と、5ヵ月連続で低下した。新規募集物件だけでなく募集中物件でも条件を見直す動きが出始めており、テナント誘致に時間がかかる状況に。募集面積は41万7,271坪(同4万742坪増)。

 また、全国6大都市の空室率は、東京23区1.0%(同0.1ポイント上昇)、札幌市1.2%(同0.1ポイント上昇)、仙台市3.1%(同0.6ポイント低下)、名古屋市1.4%(同0.1ポイント低下)、大阪市1.7%(同増減なし)、福岡市1.2%(同0.1ポイント低下)となった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。