不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/7/26

賃貸マンション募集家賃、面積帯で傾向に違い

 アットホーム(株)は26日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2021年6月)を発表した。

 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が「神奈川県」(前年同月比0.6%上昇、平均家賃6万5,407円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「神奈川県」(同1.2%上昇、同8万8,844円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「千葉県」(同3.4%上昇、同9万3,278円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(同15.0%上昇、同19万6,839円)。
 シングル向きは全9エリア中8エリアが前年同月を下回った。大型ファミリー向きは、7エリアが前年同月を上回り、うち3エリア(神奈川県、千葉県、名古屋市)で15年1月以来最高値を更新した。

 賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが「千葉県」(同3.8%上昇、同4万9,086円)、カップル向きが「東京23区」(同2.1%上昇、同9万9,913円)、ファミリー向きが「東京23区」(同3.6%上昇、同13万1,260円)。首都圏を中心に上昇が目立ち、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県、福岡市が全面積帯で前年同月を上回った。

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