不動産ニュース / 開発・分譲

2023/4/6

「東急歌舞伎町タワー」、14日に開業

「東急歌舞伎町タワー」外観。かつてシネシティ広場周辺に水源があったことから、「水」や「波」をモチーフとした外観デザインを採用した
施設東側に設置した約200平方メートルの屋外ビジョン

 東急(株)と(株)東急レクリエーションは6日、14日に開業する「東急歌舞伎町タワー」(東京都新宿区)を報道陣に公開した。

 同施設は「新宿TOKYU MILANO」および「グリーンプラザ新宿」跡地で開発した大規模複合施設。敷地面積約4,608平方メートル、延床面積約8万7,400平方メートル、地上48階地下5階建て。

 「好きを極める」をコンセプトに、エリア最大規模となる滞在・交流機能およびエンターテイメント機能を導入。「好き」に出会う機会や、集う人々の「好き」への情熱・思いが交感できる場を目指す。地下1階~地下4階はライブホール「Zepp Shinjuku」およびナイトエンターテイメント施設「ZEROTOKYO」、1~5階はエンターテイメント&レストランとして、フードホール「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」、アミューズメントコンプレックス「namco TOKYO」、新宿ダンジョン攻略体験施設「THE TOKYO MATRIX」等を誘致。6~8階は劇場「THEATER MILANO-Za」、9~10階は「109シネマズプレミアム新宿」。高層階には2つのホテルを誘致し、18~38階が「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」(客室数538室)、39~47階が「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」(同97室)。

 「好きを極める」施策の第一弾として、施設内の各用途でアニメ「エヴァンゲリオン」とコラボレーションしたさまざまな企画を実施。劇場ではこけらおとし公演として舞台エヴァンゲリオンを上演するほか、HOTEL GROOVEの一部客室ではコラボレーションルームも用意した。

 また、施設東側には屋外ビジョンおよびイベントスペースを整備。隣接するシネシティ広場と一体的に活用し、スポーツ・映画・音楽イベント等を開催することで、エリア一帯を盛り上げていく。

 同日会見した東急執行役員新宿プロジェクト企画開発室室長の木村知郎氏は「開業に合わせ、当施設と羽田空港、成田空港をつなぐバスも運行を開始する。これにより歌舞伎町が東京の玄関口となる。国内外から観光客を呼び込み、歌舞伎町を“世界のエンターテイメントシティ”へと成長させていきたい」等と語った。

エンターテイメントフードホール「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」。食・音楽を融合した全10店舗で構成。全国各地のソウルフードが楽しめる
「HOTEL GROOVE SHINJUKU」内の「エヴァンゲリオン」コラボレーションルーム。宿泊者にはイラストレーターの白根ゆたんぽ氏によるオリジナルグッズ等が特典として付いてくる
「109シネマズプレミアム新宿」。全シアターの音響を、先日逝去した世界的音楽家・坂本龍一氏が監修した

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