不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/9/27

首都圏新築戸建て、価格上昇の勢いが鈍化

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2023年8月の新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。

 不動産情報サイト「アットホーム」で消費者向けに登録・公開された物件の(重複はユニーク化)の売り希望価格を東京23区、東京都下、神奈川県横浜市・川崎市、神奈川県その他、埼玉県さいたま市、埼玉県その他、千葉県西部、千葉県その他の首都圏8エリアで集計した。

 首都圏新築戸建ての平均価格は、1戸当たり4,571万円(前月比0.2%下落)。エリア別にみると、東京23区は6,775万円(同0.7%下落)、東京都下4,779万円(同0.2%上昇)、神奈川県横浜市・川崎市5,313万円(同0.6%下落)、神奈川県その他3,979万円(同0.1%上昇)、埼玉県さいたま市4,395万円(同0.1%上昇)、埼玉県その他3,677万円(同0.4%上昇)、千葉県西部4,194万円(同0.7%下落)、千葉県その他3,245万円(同0.1%下落)となった。東京23区は4ヵ月連続で下落したほか、17年1月以降の最高額更新エリアはゼロで、価格上昇の勢いが鈍化してきた。

 17年1月を100とした平均価格指数をみると、東京23区が122.0(前年同月比1.3ポイント上昇)、東京都下119.4(同1.5ポイント上昇)、神奈川県横浜市・川崎市121.3(同4.5ポイント上昇)、神奈川県その他118.4(同1.1ポイント上昇)、埼玉県さいたま市125.0(同1.0ポイント上昇)、埼玉県その他119.9(同3.4ポイント上昇)、千葉県西部128.7(同2.6ポイント上昇)、千葉県その他124.8(同4.1ポイント上昇)となった。

 また、首都圏既存マンションの平均価格は1戸当たり3,878万円(前月比0.2%下落)となり、4ヵ月連続での下落となった。エリア別では東京23区4,977万円(同0.3%上昇)、東京都下3,174万円(同0.5%下落)、神奈川県横浜市・川崎市3,379万円(同0.3%下落)、神奈川県その他2,635万円(同0.2%上昇)、埼玉県さいたま市3,519万円(同0.3%下落)、埼玉県その他2,553万円(同0.2%下落)、千葉県西部2,955万円(同0.9%下落)、千葉県その他2,053万円(同1.6%上昇)となった。なお、前年同月と比べると26ヵ月連続で全エリアでの上昇が続いている。

 平均価格指数は、東京23区が135.3(前年同月比4.0ポイント上昇)、東京都下125.3(同1.8ポイント上昇)、神奈川県横浜市・川崎市121.9(同3.9ポイント上昇)、神奈川県その他138.5(同6.9ポイント上昇)、埼玉県さいたま市144,6(同6.3ポイント上昇)、埼玉県その他138.3(同1.2ポイント上昇)、千葉県西部140.6(同5.7ポイント上昇)、千葉県その他136.2(同9.9ポイント上昇)。

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