(株)ザイマックス不動産総合研究所は5日、2023年11月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
東京23区のオフィス空室率は3.49%(前月比0.09ポイント低下)と下落。募集面積を賃貸面積で割った募集面積率は5.00%(同0.01ポイント低下)と下落。
都心5区別では、空室率が高い順に、中央区4.36%(同0.2ポイント低下)、港区4.21%(同0.19ポイント低下)、新宿区2.83%(同0.03ポイント低下)、渋谷区2.15%(同0.19ポイント低下)、千代田区2.14%(同0.06ポイント上昇)となった。
空室面積は35万3,000坪(同1万1,000坪減)。空室増減量は、増加が3万4,000坪(同1,000坪増)、減少が4万5,000坪(同6,000坪減)と、減少が増加を上回った。
エリア別の空室率は、都心5区が3.32%(同0.11ポイント低下)、周辺18区が4.01%(同0.06ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が4.81%(同0.07ポイント低下)、周辺18区が5.57%(同0.15ポイント上昇)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.58%(同0.13ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.37%(同0.06ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが5.32%(同変動なし)、中小規模ビルが4.61%(同0.04ポイント低下)となった。