不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2024/1/31

売上高22.7%増/野村不HD24年3月期3Q

 野村不動産ホールディングス(株)は31日、2024年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~12月31日)は、売上高5,183億4,500万円(前年同期比22.7%増)、営業利益786億1,900万円(同27.9%増)、事業利益(※)804億2,100万円(同20.9%増)、経常利益696億2,600万円(同19.7%増)、当期純利益432億2,500万円(同5.6%増)。

 住宅部門は、住宅分譲事業の計上戸数が2,659戸(同340戸増)となり、売上高2,380億4,300万円(同45.0%増)、事業利益269億3,200万円(同191.5%増)となった。同事業の粗利益率が25.1%(同2.5ポイント増)になったこと、および収益不動産(賃貸住宅)事業において物件売却収入が増加したことなどにより、増収増益。期末時点での通期計上予定の契約進捗率は99.8%。期末完成在庫は196戸(同23戸増)だった。

 都市開発部門は、収益不動産事業において物件売却収入が増加。およびホテル、フィットネス事業の収入が増加したことなどにより、売上高1,657億1,700万円(同11.6%増)、事業利益345億5,500万円(同4.5%増)を計上し、増収増益。期末の賃貸床面積は68万3,113平方メートル(同5.2%減)。期末の空室率は、オフィス・商業施設合わせて4.2%(同1.2%低下)となった。

 通期については、売上高7,500億円、営業利益1,090億円、事業利益1,100億円、経常利益950億円、当期純利益650億円を見込む。

※事業利益:営業利益+持分法投資損益+企業買収に伴い発生する無形固定資産の償却費

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