不動産ニュース / 開発・分譲

2024/4/16

MM21の大規模複合開発が竣工/大林組他

「横浜シンフォステージ」外観

 (株)大林組など5社(※)は16日、共同で開発してきた複合施設「横浜シンフォステージ」(横浜市西区)が3月31日に竣工したと発表した。

 「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」として進められてきた。みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分、JR他「横浜」駅徒歩8分で敷地面積は2万620.58平方メートル。

 「ウエスタワー」と「イーストタワー」の2棟で構成し、総延床面積は18万2,937.70平方メートル。
 ウエストタワーは地上30階地下1階建ての高さ約158m。基準階面積約3,360平方メートルで、5~24階にオフィスを配置。低層部にはヤマハの体験型ブランドショップ等、高層部には「京急EXホテルみなとみらい横浜」(総室数150室)が開業する。
 イーストタワーは、基準階面積2,860平方メートルで、企業の本社や研究開発拠点としての利用を想定しており、低層部には店舗やオープンイノベーションスペースを設置した。5~15階はオフィスで、16階には屋上テラスを設ける。オープンイノベーションスペースは、コワーキング91席やシェアオフィス13室等で構成しており、「居心地の良い空間で人と人がつながり、連鎖反応を起こす場所」をコンセプトに運営していく。

 また街区内には広場状空地を設け、来街者やオフィスワーカーの憩いや交流の場として利用してもらう。カーボンニュートラルを目指す取り組みにも力を入れており、さまざまな環境配慮技術を導入。BELSの建物全体評価で最高ランクの★5、オフィス部分ではZEB Ready認証を取得するなど、各種の環境認証も得ている。

 今後、5月9日にオープンイノベーションオフィスが、6月初旬にヤマハのブランドショップ、6月24日に京急EXホテルが開業する予定。

※大林組、京浜急行電鉄(株)、日鉄興和不動産(株)、ヤマハ(株)、みなとみらい53EAST合同会社

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。