(株)ザイマックス不動産総合研究所は5日、2024年5月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
東京23区のオフィス空室率は3.16%と前月比で0.16ポイント低下した。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は4.52%(同0.19ポイント低下)となった。
エリア別の空室率は、都心5区が2.90%(同0.19ポイント低下)、周辺18区が3.98%(同0.04ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が4.31%(同0.23ポイント低下)、周辺18区が5.20%(同0.06ポイント低下)。
都心5区では、空室率が高い順に、港区3.76%(同0.16ポイント低下)、中央区3.70%(同0.27ポイント低下)、新宿区2.25%(同0.26ポイント低下)、渋谷区2.05%(同0.39ポイント低下)、千代田区1.88%(同0.10ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.19%(同0.15ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.12%(同0.16ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが4.74%(同0.15ポイント低下)、中小規模ビルが4.27%(同0.24ポイント低下)となった。
空室面積は30万4,000坪(同1万9,000坪減)。空室増減量は、増加が3万2,000坪(同1万8,000坪減)、減少が5万1,000坪(同1万1,000坪増)と、減少が増加を上回った。