(株)ザイマックス不動産総合研究所は4日、2024年8月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は3.14%(前月比0.01ポイント上昇)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は4.44%(同0.05ポイント上昇)となった。
エリア別の空室率は、都心5区が2.89%(同0.08ポイント上昇)、周辺18区が3.92%(同0.23ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が4.29%(同0.16ポイント上昇)、周辺18区が4.89%(同0.30ポイント低下)。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区4.03%(同0.54ポイント上昇)、中央区3.46%(同0.09ポイント低下)、新宿区2.14%(同0.30ポイント低下)、渋谷区2.13%(同0.13ポイント低下)、千代田区1.71%(同0.11ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.38%(同0.17ポイント上昇)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.86%(同0.19ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが4.82%(同0.23ポイント上昇)、中小規模ビルが3.98%(同0.17ポイント低下)となった。
空室面積は30万2,000坪(同2,000坪増)。空室増減量は、増加が6万4,000坪(同2万2,000坪増)、減少が6万2,000坪(同2万坪増)と、増加が減少を上回った。