不動産情報サービスのアットホーム(株)は20日、同社ネットワークにおける2024年11月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区および都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計した。
新築戸建ての平均価格は4,595万円(前月比0.3%上昇)と、4ヵ月連続で上昇した。エリア別では、東京23区7,069万円(同0.3%上昇)、東京都下4,797万円(同0.7%上昇)、横浜市・川崎市5,279万円(同0.1%上昇)、神奈川県他4,101万円(同0.1%下落)、さいたま市4,280万円(同変動なし)、埼玉県他3,653万円(同0.5%上昇)、千葉県西部4,257万円(同0.3%下落)、千葉県他3,216万円(同0.9%上昇)となった。
エリア別では、さいたま市が14ヵ月連続で前年同月を下回った。埼玉県他、千葉県他の2エリアは下落が続いたが、下落幅は前月より縮小しており、下げ止まりの傾向が見られた。東京23区は4ヵ月連続で17年1月以降の過去最高額となっている。
中古(既存)マンションの平均価格は4,124万円(同1.8%上昇)と、4ヵ月連続で上昇した。エリア別では、東京23区5,938万円(同3.3%上昇)、東京都下3,220万円(同0.8%上昇)、横浜市・川崎市3,471万円(同0.5%上昇)、神奈川県他2,637万円(同0.6%上昇)、さいたま市3,263万円(同変動なし)、埼玉県他2,452万円(同0.4%下落)、千葉県西部2,806万円(同0.9%下落)、千葉県他2,070万円(同0.3%上昇)となった。
エリア別では、さいたま市、埼玉県他、千葉県西部は10ヵ月以上連続して前年同月を下回っている。東京23区、横浜市・川崎市は17年1月以降最高額を更新。東京23区の前月比上昇率はプラス3.3%と、4ヵ月連続で2%超となり、前年同月比は調査開始以来最高のプラス17.6%となった。