不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/8/9

都心5区ビル空室率、低下続き3%台目前に

 三幸エステート(株)は9日、2024年7月度の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)と全国6大都市(東京23区と札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の5市)の大規模ビル(1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.05%(前月比0.17ポイント低下)となり、3%台が目前となった。低下の主な要因としては、港区の新築・既存ビルを中心に成約したことが挙げられる。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も6.04%(同0.36ポイント低下)と、空室率同様に前月から低下した。

 1坪当たりの平均募集賃料は2万8,524円(同80円上昇)。3ヵ月連続で上昇となった。募集面積は57万1,193坪(同2万1,728坪減)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区4.4%(同0.1ポイント低下)、札幌市3.1%(同変動なし)、仙台市6.7%(同0.1ポイント低下)、名古屋市3.9%(同0.3ポイント低下)、大阪市3.8%(同変動なし)、福岡市3.8%(同変動なし)だった。

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