不動産ニュース / 団体・グループ

2018/6/13

管理組合会計の健全化を支援/管理協

「管理組合の会計健全化に向けマネジメント力を強化する」と話す岡本氏

 (一社)マンション管理業協会は12日、第一ホテル東京(東京都千代田区)で定時総会と懇親会を開催した。

 総会では、2017年度事業報告および収支決算、役員の選任を承認し、岡本 潮理事長((株)東急コミュニティー取締役会長)を再任した。同氏は2期目となる。
 一方、18年度の事業では、22年度を最終年度とする中期経営計画の初年度として「マンション管理業の成長発展・社会的評価の向上」と「業界従業者の待遇の改善・社会的評価の確立」の2つをミッションとし、会員行動綱領順守の徹底などによるコンプライアンスの強化や、現場におけるIT活用方策の検討等に取り組むとした。

 懇親会の冒頭挨拶した岡本氏は、「建物と居住者、2つの高齢化により大規模修繕が必要なマンションも増え、管理組合会計は今後厳しいものになる。マンション管理業は管理組合の会計の健全化があって成り立つもの。1歩も2歩も踏み込んで、組合会計の健全化をマネジメントしていきたい」などと話した。

 来賓代表として挨拶した石井啓一国土交通大臣は、「民泊に関する住宅宿泊事業法が15日に施行される。昨年8月にマンション標準管理規約の改正を行なったが、協会会員には管理組合への周知など協力いただいた。引き続き、マンションにおける民泊がトラブルなく行なえるよう、管理組合への支援を行なっていただきたい」と述べた。

「マンションにおける民泊がトラブルなく行なえるよう支援してほしい」と話す石井国交相

この記事の用語

マンション管理業

マンションの管理の適正化の推進に関する法律では、マンション管理業とは「管理組合から委託を受けて、業として分譲マンションの「管理事務」を行なうこと」であると定義している(同法第2条)。ここでいう「管理事...

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。