不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/5/28

首都圏既存Mの平均月額管理費は1万2,480円

 (公財)東日本不動産流通機構は27日、2020年度の「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金」に関する調査結果を公表した。

 同年度に東日本レインズを通じて成約した首都圏中古(既存)マンションの月額管理費は191円(前年度比2円増)、1戸当たり1万2,480円(同269円増)。月額修繕積立金は1平方メートル当たり169円(同3円増)、1戸当たり1万1,071円(同388年増)。合計で1平方メートル当たり361円(同6円増)、1戸当たり同2万3,551円(同657円増)となった。1戸当たりおよび1平方メートル当たりの月額管理費は経年化するにつれて下落傾向。1戸当たり修繕積立金は、築10~20年の物件が最も高く、それより経年化すると低下、また規模が大きくなるにつれて低下する傾向がある。ただし、200戸以上は上昇傾向にある。

 都県別の管理費は、東京都は1平方メートル当たり221円(同4円増)・1戸当たり1万3,566円(同407円増)、神奈川県は同175円(同2円増)・同1万1,900円(同299円増)、埼玉県は同154円(同2円減)・同1万517円(同94円減)、千葉県は同148円(同変動なし)・同1万902円(同152円増)。

 修繕積立金は、東京都が同176円(同5円増)・同1万816円(同442円増)、神奈川県が同170円(同3円増)・同1万1,586円(同425円増)、埼玉県が同156円(同2円増)・同1万647円(同117円増)、千葉県が同156円(同1円増)・同1万1,523円(同289円増)となった。

 1平方メートル当たりの年間管理費は、成約1平方メートル単価の0.41%(同1ポイント減)、年間修繕積立金は0.36%(同1ポイント減)で、合計は0.77%(同2ポイント減)。1970年代と、バブル期の80年代後半から90年代前半に建築された物件は、管理費と修繕積立金(年間)の対成約単価比率が高い傾向。

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