不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/4/7

マンション管理費、共用部修繕工事市場とも拡大傾向

 (株)矢野経済研究所は6日、マンション管理市場に関する調査結果のうち、「マンション管理費」「共用部修繕工事」それぞれの市場規模推移と予測を発表した。2022年1~3月の期間、マンション管理会社等を対象に調査した。

 20年のマンション管理費市場規模(管理費ベース)は、7,831億円(前年比2.4%増)と推計。新築分譲マンションの竣工戸数は微減傾向で推移しているが、価格上昇に連動する形で管理費も上昇を続けており、堅調な伸びとなった。

 27年には9,053億円になると予測。人口減少や少子高齢化に加え、用地不足や既存住宅市場の拡大等を背景に供給戸数の先細りが見込まれるものの、新築物件が供給され続ける限り、市場は拡大を続けると予想した。

 20年の共用部修繕工事市場(工事金額ベース)は、6,892億円(同5.9%減)と推計。コロナ禍に伴い理事会や総会が開催されず、修繕工事の延期・先送りが発生したことが縮小の要因。

 27年は7,444億円まで拡大すると予測した。経年劣化に伴う小規模な修繕工事の増加や、大規模修繕工事の適齢期を迎えるマンションストック数の増加を背景に、市場の拡大が見込まれるとした。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。